どうも、ぱんどみです。
先日、超久しぶりに蒲田に行ってきました。
友人との待ち合わせの前に、
おお、そうだ。と、思い出し、
蒲田東急プラザ4Fにある喫茶店、
「シビタス」にぶらっと寄ってみました。
こちらのお店、食べログ喫茶店100名店に選出されてるんですよ。
とはいえ、私にとっては大昔から知っている懐かしいお店で、
100名店に選出されたからといって、どうということもなく、
ただ、歴史はあるし質実剛健で正直な喫茶店なので
多くの人に支持されているのは、やっぱりな、そんな気持ちです。

シビタス店内
お店は4階の奥にあり、昔に比べてずいぶん開放的。
東急プラザも大規模なリニューアルをしたので、そのときにお店もリニューアルされたのでしょう、
新しく作り込んだレトロ感を醸し出していました。
お店に入ると、マダムなウェイトレスから
「コーヒーしかありませんけど、それでいいですか」
と、先制パンチ。
別にコーヒーが目的だったので問題ないが、こんなこと昔はなかったよね。
なんだか、最近はやたらホットケーキばかりが有名になっちゃって、
この日は土曜日だったから、きっと昼間わんさかホットケーキ目当てのあんな客やこんな客が訪れたんだろ。
そのせいか、17時過ぎの店はほぼお客はいなかったが、若いウェイトレスがせっせとゴミを集め、テーブルやアクリル板をアルコールで拭いて、
掃除をしていた。戦い終わって日も暮れて……か。
にしても、客の前で大きなパンパンのゴミ袋を抱えてうろうろ歩いてほしくない。
ゴミ捨てに行くなら、裏から行けよ、と思う。
おっと、コーヒーを味わう前にこんなにも他に気を取られてしまった。
コーヒーは「シビタスブレンド」¥520 を選んだ。

シビタスブレンド¥520
なんの変哲もない白いコーヒーカップに、
これまたそこらへんのカフェと同じ、筒紙に入ったシュガー2本がコーヒー皿に添えられていた。
まぁ、なんと工夫のないこと。
コーヒーの味も平凡。
これといった感動もなく淡々と飲む。
こんなんだったかなぁ、シビタスって。
実は、昔々、学生の頃、この蒲田東急プラザでバイトしていたことがある。
確か5Fにあったカフェで。もう名前、忘れちゃったなぁ。
そのお店はコーヒー豆と器にこだわるセレブなお店で、当時は非常に先駆的だった。
ウエッジウッドやミントン、ロイヤルコペンハーゲンなど有名ブランドのカップをカウンターのバックにズラリと並び、
バリスタがお客に合わせてカップを選ぶ、もしくは客にカップをリクエストしてもらうというスタイル。
一脚1万も2万もするカップを客にサーブするときや、洗うとき、それはそれは緊張したものだ。
その当時もシビタスは4階(確か)にあって、私がバイトしていた店とはコンセプトが異なっていたけれど、
店長はよくシビタスをライバル視してたっけw
でも、シビタスの店主さんは、時々こちらの店にお客として来ていた。
いつもカウンター席の真ん中にどん、と座り、楽しそうにカップを選んで、新聞広げて。
店長は大人の対応をしていたけど、よく私たちに、
「シビタスのオヤジさん、今日も来てるよ」と耳打ちしていたものだ。
「シビタスのオヤジさん」はやはりコーヒーの人だから、こちらのバリスタとはよく話をしていたっけな。
通同士、気が合ってたんだろう。
オヤジさんは私たちバイトに「たまにはウチの店にもおいで」と声をかけてくれていた。
実際、時たまシビタスに行っていた。
でも当時の私は若造だったので、コーヒーも紅茶も始めたばかり。
ただ、その頃からシビタスのホットケーキはいつも美味しそうで、いつも食べたいなーと思っていた。
とはいえ、行く度に食べるわけもいかず、自分にとっては「ご褒美」的な贅沢品だった。
時々、当時つきあってたカレ氏とシェアしたり。
と、この日はそんな昔のことを思い出しながら、シビタスのコーヒーを味わった。
今飲むと、まぁとりたててスゴイわけでもないコーヒー。
ホットケーキばかりがフィーチャーされる現状、
客の前をゴミ袋を持って歩くウェイトレス。。。
「シビタスのオヤジさん」は何を思うのだろうか。
そういえば、この日は姿が見えなかったようだが、まだお元気なのだろうか。
なんにせよ、今でも、「そこにある」ということは、すごいことだ。
それだけでもいいのかな、とも思う。

シビタス店内から